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彼岸花の咲く頃
あぜ道には、“彼岸花”が咲き乱れている。
名前の通り、お彼岸の頃になるといつの間にか伸びていた花茎に、真っ赤な赤い花が
咲いて景色を一変させる。

別名に『ハミズハナミズ』と言うのがあるそうだけど、花が咲く時には葉がなく、葉の時には花がないところからきた名前らしい。

確かに彼岸花は伸びた茎に炎のように咲くけど、花が終わった後の葉っぱの印象は
薄い・・・。

別名でよく耳にするのは『曼珠沙華』、一説によると1000余りもあるって・・・。
でもあまり嬉しくないネーミングが多いみたいで、ちょっと気の毒な感じ。
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何となく花瓶に活ける気がしないのも、燃えるような赤と不吉なネーミングからくるイメージからなのかも。

最近は花屋さんで、白やピンクの彼岸花も見かけるようになったけど、色が違うだけで、印象はずい分変わる・・・。

花も虫たちも暑くても、寒くても、時期が来たら、ちゃんと表舞台に登場する。

不思議なくらい時期を知っている。

きっと人間が一番、体内時計が退化しているのだろうな・・・。
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by presente | 2008-09-29 18:27 | 季節を感じて
住み継ぐ・・・
昨年竣工した現場が落合にある。
そこはかつて造り酒屋として、賑わったところ・・・。
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時代の流れの中で、住み手を失いひっそりと息を潜めるように建っていた屋敷。

それを一企業の社長が、朽ちて廃屋化する建物を、高い意識のもと甦らせてくれた。

行政の力に頼ることなく、
地域に開放した場所として新たに息を吹き返した。

二年の歳月を費やして改修工事したかなり広い建物で、主屋・離れ・酒蔵・米蔵、さらに郵便局として機能していた洋館まである。

この10月に一周年記念コンサートを開催することもあって、久しぶりにメンテナンスも兼ねて、現場に寄った。

さすがだった・・・!!

住んでいるわけではないのに、行届いた手入れがされていて、竣工した時以上に
美しかった。

新築にしても、リフォームにしても、最初が綺麗なのは当たり前の話。

でも月日を重ねる程に、馴染んで良くなることは少ない。

庭木ひとつとっても、朽ち果てていた頃からは想像できないくらい、瑞々しく手入れが
されていて、どれだけの手間隙を掛けているのかと思うと、本当に頭が下がる。

またそれを楽しんでいる様子は、まさに見習うべき姿だと思った。

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by presente | 2008-09-20 13:39 | 『住育~jyuuiku~』のススメ
灯りの効果
c0175197_12114742.jpg夕暮れに家のあちらこちらからもれる灯りは
何ともいえず幸せな気分にさせてくれる。

かつての日本の灯りといえば
障子越しの灯りや
行灯などのほのかな灯りで
少しずつ夜の帳が下りてくる様子や
月明かりを楽しむような
暮らしだったはずだ・・・。

朝日とともに活動し、日が沈めば団らんの時間。
自然に逆らわず暮らせていたはずなのに
現代は夜も日中と変わらない明るさの中で
不自由なく活動できるようになった。

いったん煌々と明るい暮らしを手に入れてしまうと
薄暗い照明は鬱陶しく感じてしまう。

でも日本ほど明るく暮らしている国はないとか・・・。

確かにそうかも知れない。

そろそろ明るさから
灯りの質や雰囲気を求めた暮らしを考えたい。

我家の照明も以前に比べて
かなり照度を落とした暮らしを楽しんでいる。
スタンド照明やダウンライトを併用することで
本を読んだりするのにも支障はない。
壁を照らせば、同じ照度でも明るく感じる。

明るさは個人差があり、難しいところだが
照度を落としたことで、以前より心と体が休まるような気がする。

メイン照明を消して間接照明にするだけで、非日常的な空間になる。
光と影を生活のシーンに取り込みたい。
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by presente | 2008-09-16 12:18 | 『住育~jyuuiku~』のススメ
日本の文化に触れる
c0175197_1116386.jpg昨日はお茶のお稽古の日。

最初の頃は
何とかしてサボりたいと思っていて
少しも覚えられなかった。
といってもひと月に一度のお稽古で
季節ごとに替わるお点前の作法
など覚えられるわけもなく
毎回新鮮な思いで
お稽古に望んでいた。

でも何だかんだと今では
お茶のお稽古が楽しくなってきたから不思議!
覚えの悪い社中に
何度も繰り返り教えてくれる先生には本当に感謝だ。

最近では
毎回お稽古に、季節に合った着物を着て行く心がけ
・・・かなり優等生(自己評価)

日本の奥深いおもてなしの心や、侘びと寂びの世界

お点前の作法よりも、それが大切で難しいことを教えてくれる。
茶道を通じて、日本の美意識はすごい!と改めて知った。

何百万円もするお茶碗やお道具は
私の庶民感覚からは大きくずれていて、未だ勉強不足のまま。

それでも
客人をもてなす心や設えは、究極の美学だと思う。
昔から伝わる行事や、四季の花や鳥
五感を研ぎ澄ませ、季節の移ろいを演出し、道具を選ぶ。 
粋で、豊かな日本の文化を知らずに大人になってしまったけど
今からでも遅くない・・・。

日本人ってすごい!
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by presente | 2008-09-12 11:14 | お茶のお稽古
自然の恵みに感謝する
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我家の回りは自然に恵まれた、里山の風景を残した場所。

今の季節は黄金色に広がる稲穂の上を
たくさんの赤トンボが飛び
鈴虫の鳴き声に秋の訪れを感じる。

都会に住む友達から
季節感は、街を歩く人のファッションから感じる
なんて話を聞いたことがある・・・。
(でも最近は夏でもブーツだったり、冬でもノースリーブだったりするけどね。)

目で、耳で季節を感じられることはホントに幸せなこと。

設計する上で、間取りや機能は当然軽視するわけにはいかないけど、
玄関へと誘うアプローチや外観にかぶる植栽とか・・・
まして窓からの眺めは重要ポイント!

環境に恵まれていればいいけど、
そうでない場合も季節を取り込む努力はしたいもの。
特に日本は四季折々なので
季節感を日々暮らしのエッセンスとして楽しみたいと思う。

年中スーパーで見る野菜も、季節感をなくしている一つかも・・・
自然のサイクルに逆らって発展し続けていることに不安を覚えることも・・・。
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by presente | 2008-09-10 16:11 | 季節を感じて
本当の豊かさを知る
フィンランドの旅は
日本がどんどん間違った方向へ進んでいることを
改めて感じさせられた旅だった。

政治の上でも不正が一番少ない国なんだそう。

誠実でシャイな国民性と言われているらしく、
10日ほど滞在していて、それは本当だと納得・・・。

6月から7月にかけてフィンランドは一番いい季節。
11時頃まで日が沈まず、夜は長く明るいので
寝るのがもったいないような気がした。
それでも街は意外にも静かで穏やかだった。

当然仕事は日本のように遅くまで残業ということはほとんどないらしく
家に帰って家族と過ごすことをとても大切にしているそうだ。
たまに家に仕事をもって帰る程度で
日本のようなワーカホリックは理解出来ないとか。

ちょっと耳が痛いね・・・!

そして想像していた以上の物価の高さには本当に驚いた。

日本の方がゼンゼン安い!!!

だからなのかも・・・フィンランドの人は物を大切に使うし、すぐに買わない。
日本人は物を持ち過ぎている。
収納スペースは必要だけど
そこに何を仕舞っているか把握できないくらいのモノを所有していて
何年もその収納スペースを開けなくても、さほど生活に困らなかったり・・・

そんな経験ないですか?

不景気なのに
毎日消費期限切れのお弁当や食材が大量に捨てられている現実。
修理できない最近の電気製品。
買い換えた方がダンゼン安くラクチンな時代。
一軒家から出る大量のゴミ。

・・・・・・・・全部アテハマル

・・・・反省。

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by presente | 2008-09-08 11:21 | フィンランドへの旅
『住育~jyuuiku~』のススメ
『食育』という言葉をあちらこちらで耳にするようになってからずい分久しい。
日々の暮らしそのものが人を育て、家族を作り、健全な社会を作る・・・

『食育』という言葉があるのなら
『住育~jyuuiku~』と言う言葉があってもいいかなと
検索してみたらやっぱりすでにあった・・・。

何だ・・・ちょっとガッカリ。 

いや、そうじゃなくて喜ばないとね。

暮らし方はその人そのもの・・・
どんなに素敵な振る舞いの人でも暮らし方は正直なもの・・・

その人の性格や考え方も見えくる。
日々のことだからこそ、暮らしぶりはその人の姿を映し出すのだろう。

建築に携わる中で、不便なところを解消し
心地よい空間を提案しているものの
どこか物足りなさを感じるのは何故なんだろう?

そんな風に感じ始めたのは
皮肉にも息子も大学で家を離れて・・・
自分のペースで生活できるようになってからのこと

家事、育児、仕事・・・
それは妻であり、母であり、嫁であると同時に仕事を持ち
毎日の生活に余裕のなかった数年前には
自分の暮らし方を省みることすら出来ないでいた・・・。

反省しつつ・・・
私なりのカイシャクとコジツケで『住育』をテーマにくらしについて
書いてみようと思う。

最初から飛ばすと後が続かなくなるので

少しづつ・・・・・・・・

少しづつ・・・

c0175197_1658316.jpg2008年6月の終わりから
7月のはじめにかけて
人生初めてのヨーロッパ旅行に出かけた。

行き先はフィンランドとフランス
フィンランドのフィスカルス村は
かつて製鉄村として
賑わっていたところ。

c0175197_1741696.jpg今では世界で活躍する
アーティストやデザイナー、職人が移住し
まさにフィンランドの
アートとデザインの中心を形成している
芸術村だ。

そこは私の理想とする
丁寧な暮らしぶりが日常的で

c0175197_16591058.jpgインテリアも洗練されていて
なんて豊かなんだろうと心から羨ましく感じた場所だった・・・。
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by presente | 2008-09-05 11:24 | 『住育~jyuuiku~』のススメ